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ZEH(ゼッチ)って何?佐伯市で知っておくべき省エネ住宅のメリット・デメリットについて

2月を迎え、佐伯市でも一年の中で特に寒さを感じる季節となりました。
海に近い地域や山あいの地域など、場所によって寒暖差も大きい佐伯市ですが、皆さま体調など崩されていませんか。
そんな中、家づくりのご相談をいただくお客様からご質問をいただきます。
ZEH(ゼッチ)って、なんだか高そうなイメージがあるけど…本当に建てる意味はあるんですか?
2025年の省エネ基準適合義務化を経て、2026年現在、日本の住宅は大きな転換期を迎えています。
これからの家づくりは、「建てるときの価格」だけで選ぶのか、それとも「住み始めてからの快適さや光熱費、健康まで考えて選ぶのか」が、とても大切なポイントになってきました。
このコラムでは、佐伯市でこれから家づくりを考えている方に向けて、ZEHの基本的な考え方から、メリット・デメリット、そして「実際のところ、どれくらいお得なの?」という正直な部分までできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
目次
1.ZEH(ゼッチ)の基本 2026年版で知っておきたいこと
ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。
少し難しく聞こえますが、考え方はとてもシンプル。
家の断熱性能を高めたり、省エネ設備を取り入れたりすることで、使うエネルギーをできるだけ少なくし、太陽光発電などで電気をつくる。
その結果、1年間で使うエネルギーとつくるエネルギーのバランスをほぼゼロに近づける家をZEHと呼びます。
簡単に言うと「家で使うエネルギーを、高性能な設備で減らし太陽光などでつくり出すことで、年間のエネルギー収支をゼロ(もしくはマイナス)にする家」のことです。
夏は涼しく、冬はあたたかい室内環境を保ちやすく、無理なく快適に暮らしながら光熱費も抑えられる — そんな住まいを目指した家づくりです。
ZEHを成立させるには、以下の「3つの柱」が欠かせません。
① 断熱・気密 「魔法瓶」のような家を作る
一番大切なのがこれです。いくら高性能なエアコンをつけても、壁や窓から熱が逃げてしまっては意味がありません。
- 断熱
壁や天井に厚い断熱材を入れ、外の暑さ・寒さを遮断する。 - 気密
家の隙間をなくし、温めた(冷やした)空気を外に逃がさない。
② 省エネ エネルギーの「ムダ使い」をなくす
LED照明や少ない電力でお湯を沸かせる高効率給湯器(エコキュートなど)AIが電力消費を最適化してくれる「HEMS(ヘムス)」といった設備を導入します。
③ 創エネ 自分でエネルギーを「作る」
太陽光発電システムが主役です。現在では、太陽光パネルの発電効率も大きく向上し、「太陽光発電のみ」を採用するZEH住宅が主流となっています。
日中に発電した電気を自家消費することで、電気代を大きく抑えることができ、初期コストと効果のバランスが最も良い選択と言えます。
蓄電池については、災害対策や将来の電気料金上昇を見据え、「後から検討するオプション」として考える方が増えています。
太陽光発電の買取金額(2026年度の考え方)
住宅用太陽光(10kW未満)はFIT制度 (固定価格買取制度)が適用されます。
買取価格の目安
★2025年度:16円/kWh(税込)
★2026年度:15〜16円/kWh前後になる見込み
※正式な金額は毎年国が決定しますが、年々少しずつ下がる傾向で、上がる可能性は低いというのが現状です。つまり今は「売って儲ける」時代ではなく「使って得をする」時代 に完全にシフトしています。
住宅用太陽光の買取期間は10年間固定
この10年間は、設置した時点で決まった単価で 電力会社が必ず買い取ってくれます。
10年が終わると売電単価は 7〜9円/kWh前後 に下がるケースが多く、多くのご家庭が売るより自家消費を優先必要に応じて蓄電池を検討という流れになります。
自家消費とは、発電した電気をそのまま家で使うことです。基本的には 太陽光発電だけでOK、蓄電池がなくても自家消費は可能です。佐伯市では太陽光のみ+生活リズムの工夫で十分に電気代削減効果を実感されている方がほとんどです。
新築時に太陽光を載せる場合、基本的な手続きはすべて施工会社が代行します。
- 電力会社へ「系統連系申請」
- 国(資源エネルギー庁)へFIT申請
- 設備設置・完了報告
- 売電スタート
申請期間はスムーズに進めば約3.4カ月、混み合う時期や内容確認が入る場合は6カ月ほどかかることもあります。
2.佐伯市でZEH住宅を建てる「5つのメリット」

国が勧めているから…という理由だけで家づくりは決められません。
佐伯市で暮らす私たちにとって、ZEH住宅にはどんなメリットがあるのでしょうか。
メリット① 光熱費の不安が少ない
太陽光でつくった電気を昼間に使い余った分は売電することで、毎月の電気代を大きく抑えることができます。
電気代の値上がりを気にせず暮らせる安心感は大きなメリットです。
メリット② 冬の寒さから家族の健康を守る
ZEH住宅は断熱性が高く、家の中の温度差が少ないのが特長です。
- ヒートショックの防止
暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動した時の急激な血圧変化を 防ぎます。全世代の健康寿命を延ばすことにつながります。 - アレルギー・喘息の改善
結露が発生しにくいため、カビやダニの繁殖を抑制できます。 ZEH住宅に引っ越してから「子供の喘息が改善した」という声は非常に多いです。
メリット③ 災害時の安心感
太陽光発電があれば自立運転モードに切り替えることで、発電した電気を直接使うことができます。分電盤やパワーコンディショナのボタン操作だけで切り替えが可能。
蓄電池がなくても全く電気が使えない家に比べると安心感は大きいのがZEHの強みです。
メリット④ 将来の資産価値を守れる
今後、日本の住宅市場では省エネ性能が低い家の価値は著しく下がると予想。中古住宅として売却する際も、ZEH水準を満たしているかどうかで査定額に大きな差が出る時代です。初期費用を惜しんで低い性能の家を建ててしまうと、将来「売るに売れない」「リフォームに莫大な費用がかかる」というリスクを背負うことになりかねません。
メリット⑤ 補助金・税制優遇が受けられる
国はZEHを推進しているため補助金制度が充実。「子育てエコホーム支援事業」をはじめ、ZEH水準であれば100万円単位の補助金が受けられるケースも。また、住宅ローンの金利優遇(フラット35Sなど)や、所得税の控除額が増えるといったメリットも見逃せません。
3.ZEH住宅のデメリットと注意点
良い点だけでなく、注意点もしっかり知っておくことが大切です。
デメリット① 初期費用(イニシャルコスト)の高さ
太陽光パネル、高性能サッシ採用の導入、これらにより一般的な住宅よりも200万円〜400万円ほど建築費がアップすることが一般的。「住宅ローンの月々の支払額」と「無理のない範囲で光熱費の削減計画を立てる、20年〜30年スパンで見てどちらがトクかを見極める必要があります。
デメリット② メンテナンスが必要
設置したら終わり…ではありません。太陽光設備には将来的な点検や部品交換が必要になります。あらかじめ資金計画に含めておくと安心です。
デメリット③ 設計に工夫が必要
ZEHはエネルギーを効率よく管理する必要があるため自由な設計が難しい場合があります。
大きな吹き抜けを作ると断熱性能を維持するためにコストがさらに跳ね上がる。
大きな窓をたくさん作ると熱が逃げやすくなるため配置に工夫が必要。
屋根の形が、太陽光パネルを載せるのに最適な「片流れ」や「切妻」に限定されがち。
デザインにこだわりたい方は早い段階で「ZEHを維持しつつ、どう見せるか」を施工店と相談しましょう。
4.佐伯市でZEHビルダー(住宅会社)を選ぶ際の3つのチェックリスト
ZEH住宅は非常に高い技術力を要します。会社選びで失敗しないためのポイントをお伝えします。
①ZEHビルダーとしての実績は十分か?
国に登録されている「ZEHビルダー」であることは最低条件ですが、大切なのは実際にどれくらいの割合でZEHを建てているか(ZEH普及率)です。
慣れていない会社に頼むと、設計ミスなどでZEH基準にわずかに届かなかった、といったトラブルが起こりかねません。
②UA値(断熱性能)だけでなく「C値(気密性能)」を公表しているか?
ここは非常に重要な視点です。
- UA値(外皮平均熱貫流率)
机上の計算で出る断熱性能。 - C値(隙間相当面積)
現場で実測する「家の隙間」の少なさ。
いくら計算上のUA値が良くても、隙間C値だらけの家では熱が逃げてしまいます。
③佐伯市に根ざした地域密着型であるかどうか
佐伯市で家を建てるなら、その土地の気候や環境をよく知っている住宅会社かどうかは、とても大切なポイントです。
佐伯市は、湿気が多い地域や海に近いエリア、風の通り道になりやすい場所など、場所によって住環境が大きく異なります。
こうした特徴をふまえたZEH設計ができるのは、日頃から佐伯市で家づくりに携わっている、地域密着型の工務店や建築会社ならではです。
全国共通の仕様を採用する大手メーカー様も安心感はありますが、その土地に合わせて細かな調整ができる会社のほうが、実際に暮らし始めてからの快適さにつながることが多いと感じています。
5.まとめ ZEHは「これからの当たり前」になる
「ZEHはお金がかかる贅沢な家」
そんなイメージは少しずつ変わってきています。
現在では、ZEHは家族の健康を守りながら、これからの暮らしや将来のことまで考えた賢い住まいの選択として選ばれる方が増えてきました。
長く住み続ける家だからこそ、冬の寒さや毎月の光熱費を我慢する暮らしよりも、住まいそのものが家族をやさしく支えてくれるZEHの暮らしは、大きな魅力があります。
もちろん、ご予算やライフスタイルによって「合う・合わない」は人それぞれ。
ハウスファクトリーでは、無理にZEHをおすすめすることはありません。
お話を丁寧にお聞きしながら、あなたにとっていちばん心地よい住まいのかたちを一緒に考えていきます。
今回のコラムを読んで、自分たちの予算でZEHって建てられるのかな? 光熱費はどれくらい変わるんだろう? と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
少しでも気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
最新の補助金情報やシミュレーション結果をもとに、わかりやすくご説明いたします。
これからの暮らしが、10年後、20年後も「この家にしてよかった」と思えるものになるよう、私たちが心を込めてお手伝いします。

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